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弐号機は
「すのこ」

インテルから発売された、ATOM内臓マザーボードD945GCLF2。 実勢価格は1万円を切っている(08年11月現在)
思わず、衝動買いしてしまったが、ケースを買うお金はない。 さてどうしたものか…


いろいろ迷ったけど、結局「すのこ」

 100円ショップで購入した「すのこ」とATOMボード。

 あとは手元にある廃材や予備パーツで何とかしようと決心。

 

まずは「電源工事」とマザーの設置

 「すのこ」の四隅に廃材で「柱」を立てる。
(裏面から木ネジ固定)

 電源は家具の転倒防止金具2個で固定
(左の写真は背面側)

実はこの電源、元々は1号機のケースの付属品。1号機はグラボやHDDを増設した際に500W電源に換装したので、この400W(但し12Vは24A)電源は余り物。つまりタダ。

 

 真上からの写真。
当然ながらピッタシのサイズ。 

購入時の「すのこ」の横板は6本あったが、1本分切断し奥行きを調整。

 マザボはすのこに木ネジで直付けしたが、この方法はあまりお勧めはできない。きちんとスペーサーを使うべきなのだが、相手が「木」なのでつい手を抜いてしまった。
 
 ギリギリの大きさにとした為、電源とマザーが接している。
さすがに怖いので、0.3mm厚のプラスチック板を挟んで絶縁した。メモリは手元にあった256MBを挿入。

光学ドライブとHDDの固定方法

 当初は、光学ドライブはOSインストールのときだけ1号機から外して使おうと思っていたのだが、ここまで組み立ててみると、電源の隣がドライブ設置にピッタシのサイズであることに気がついた。こうなると無性に固定設置したくなる。
ところが、この固定方法、悩みに悩んだ…
 

 
 写真は、一番下が光学ドライブ(上下逆)。
その上に、市販の5インチ→3.5インチのベイ変換金具をネジ留めした。(写真にはこのネジは写っていない)
 
 更に光学ドライブの横腹にフック(L字金具)をネジ留め。
本体側には、この金具に対応するレールを設置。このレールも、家具の転倒防止用として100円ショップで購入。
ワッシャーを噛ませて、木材との間に1mm弱の隙間を持たせている。ここに光学ドライブのフックを引っ掛ける算段。
 
 
 
 
 
というわけで、見事(?)脱着も容易なドライブ固定が実現。
 

 ちなみに1号機から外したDVDドライブは、結局2号機のモノとなる。 1号機が可哀想(というかDVDへの録画ができない)ので、急きょ、より高速な書込みができる新品を買ってあげた。
 
 マザー以外は全て100円ショップと手持ちの品で作ろうと思っていたが、この件のみは余分な出費となってしまった。 
 
 HDDは10年ほど前に、3万円で購入した外付けHDDに入っていた80GBを使用。しかし、このHDDの調子が悪く、結局320GBに新品を購入することとなった。(本頁右参照)
 

OSはUbuntu

UNIX(Linux)系は一度も使ったことがないが、無料で入手可能で、インストールが簡単という口コミのubuntuに決めた。 噂どおりインストールは超簡単。BIOS設定も購入時のままで動いてしまう

 

とりあえず完成 

 
 
 フロントパネルや、そこに装着予定の電源スイッチやリセットスイッチの工事が未完だが、とりあえず完成。 

フロントパネル試作1号は失敗。

100円ショップで手頃なサイズのホワイトボードを購入。光学ディスク用の穴を開けたが…
…試着してみると、安物の冷蔵庫そっくり。 「すのこ」の雰囲気にも全く合わないので、このパネルはゴミ箱行きとなる。

結局、フロントパネルも「すのこ」に

その後、プラスチック板など、家の中にあるものをいろいろと試して見たが、満足できるパネルになりそうな物はなく、結局パネルは最初に切断した「すのこ」の横棒1本となる。


板厚があるので、押しボタンスイッチを板に直接ネジ留めできない。このため、プラスチック板を介してスイッチ類を固定することにした。


更に、HDDも買ってしまった


 
使えないほどでもないが、代替セクタ不足のアラートが出ているのが気持ち悪いので、勢いで新品を購入。
ついでに、HDDの固定方法も変更した。

写真左は、DVDの底板をはずし、4箇所に穴を開けたところ。そこにL字金具をネジで固定した(写真右)

これが、新たなHDDの固定方法。
2機固定できるが、
とりあえず、HDDは1機なので、3.5インチベイ用のカードリーダを装着した。

おわりに

 今回使用したD945GCLF2は、すでに専用のパソコンは所持しているが、自分もPCを自作してみたいという方に最適なバザーだと思う。このような方には、無料だが強力な機能を持つOS、Ubuntuが更によく似合うことと思う。
 
 また、既に高級機を何機も組み立てている自作のプロの皆さんにとっても、アイデアしだいで面白いマシンに仕上げられる興味深いボードであると思う。
 
 私自身、もう1枚D945GCLF2を購入して、今度は電源と光学ドライブ内蔵でどこまで小さくできるかに挑戦してみたくなった今日この頃である。
 

その後 (08年11月22日追記)

その後、「すのこ板」を1枚追加購入し、フロントパネルも
「すのこ」とした。電源も小型の200W品と取替え、高さ(木枠の内側の高さ)を15cmから10cmに縮めた。
 
標準の光学ドライブと3.5インチHDDを縦に重ねるレイアウトでは、この10cmが限界。但し、薄型DVDや2.5インチHDDを使えば、更に半分の高さにすることも可能と思う。
 


 

                

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