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2012年4月29日 (2012年第17週)

早いもので、もう4月も終ろうとしています。

「4月は何かと忙しので、PCBの穴あけだけで終わるだろう」と覚悟していましたが、穴あけ作業が思いのほか順調で、部品の実装も20%ほど終える事ができました。当初懸念していた「無鉛ハンダ」も要領さえ掴んでしまえば全く問題は無く、むしろ有鉛より調子がいいくらいです(但しコテ先の温度調整は必須です)。


上記の画像は、RETROF-16のVGA信号表示回路(8個の74シリーズTTLで実装)が発するRGB信号のテストパターンを液晶ディスプレイが受けている所です。
私自身、まだ漠然とした感覚ですが、最終目的であるTTLのみでのインベーダーゲームに一歩近づいた事を実感しています。

基板の左側はALUやメモリ、プログラムカウンタ等のコンピュータ本体を構成するTTLの配置場所になりますが、まだ何も実装していません。

基板の奥で光っているLEDは回路の試験用の表示装置です(完成時に撤去予定)。
最終的に出力ポートとなる予定の端子にLEDを32個接続し、アドレスバス(16bit)とデータバス(16bit)の状態を常時表示する様に出力ポートコントローラ(SN74ALS573×4)近辺の回路をジャンパ線を飛ばし一時的に変更しています。

現状ではアドレスバスとデータバスにはまだ何も接続されていないので、LEDのドライバを兼ねているSN74ALS573はアドレスバスとデータバス共に0xFFFFを表示しています。(TTLなので、入力信号がHi-ZのときはHと等価)


2012年4月22日 (2012年第16週)

始めて使う無鉛ハンダの感触に手間取りましたが、画像出力部分まで半田付けが完了しました。この回路は事前にブレッドボードで検証していたため特に問題なく完成しました。(ブレッドボードの回路に関してはこちらもあります)





【上】同期信号は完成しましたが、VRAMはまだ未実装なので本格的なグラフィックはまだ表示できません。とりあえず緑の横線のみ表示し、同期が取れていることの確認までです。

【左下】【右下】作成中のRETROF-16の基板。

2012年4月15日 (2012年第15週)

自分でカスタマイズしたドリル台は驚くほど好調で、4月一杯はかかると思った2000ヵ所の穴あけが、本日完了しました。


【左】穴あけが完了したPCB。【右】更に改良したドリル台。ファンはより強力な12Vに換装し、整流板を工作用紙で作成し取り付けました。また、補助ライトも超高輝度LEDに換装しました。ほんの少しの改良ですが、作業効率は格段にアップしました。



2012年4月8日 (2012年第14週)

やっとPCBの穴あけ開始です。前作RETOROF-8は約800箇所の穴を「ルーター手持ち」で行い大変な思いをしました。今回は何と1970箇所もの穴あけが必要です。少しでも楽をする為にドリルスタンドを購入しました。

数箇所ほど穴をあけてみた所、すぐに切り屑でパターンが見えなくなり困りました。
そこで、それを吹き飛ばす為のファンと、補助照明(白色LED)を付けた基板(治具)を作りました。これは実に好調です。早ければ来週にも穴あけが完了しているかもしれません。



【左】購入したスタンド(\6000)【右上】作成した治具 【右下】拡大写真


2012年4月1日 (2012年第13週)

やっと露光とエッチングが終了しました。当初はトナー転写式で行う予定でしたが、配線密度が予定以上に高くなった為、感光基板での作成に変更しました。


【左上】普通の蛍光灯で露光
【右上】画材店の腐食液でエッチング
【左下】完成したPCBと祝杯用の酒
【右下】ピン間配線も問題なし


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