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前作の作成継続断念から半年経ちました。

RETROF-16の画像表示部

左の写真は2012年の4月時点のRETROF-16の作成状況です。

8色のカラー表示にあっさりと成功したため画面表示回路は何も問題ないと判断し、CPU本体部分(手前の基板の右側のまだ何も実装していない部分)の実装に入りました。

ところが、CPU本体部分が完成してから実は画面表示回路に大きなバグ、具体的には水平方向の奇数番目の画素と偶数番目の色が区別できないというバグが見つかりました。結果として水平方向の解像度が設計値の半分しか出せず、「インベーダーゲームができる」という当初目標をクリアする事ができませんでした。


RETROF-16

画像表示回路の不具合は、単にゲームができないだけではなく、テキストエディタもコンパイラも作れない(使えない)という事でした。 結局この作品は16bitのCPUとしては2012年7月に完成(左の写真)したものの、作品全体としては「製作断念」という結果に終わってしまいました。 上記の写真を撮った時点でもう少し細かく試験をしていたら傷も浅くて済んだのですが、一刻も早くCPU本体部分を組み立てたいという焦りが傷を大きくしてしまったのです。


2012年の8月~10月は何とかして画面表示の不具合を解決する方法はないものかと思案を続けました。しかし、どう考えても回路の大幅な変更と部品の追加が必要でした。
結局2012年の暮れになって、プリント基板を作り直すことを決意しました。左の写真は2013年の1月14日に完成した新しい基板です。もちろん前回の不具合を解決するための回路修正も、新しいレイアウトパターンの作画変更も2400箇所を超える穴あけも全て自力での手作業です。
(PCBは200mm×150mm、片面)


製作状況は実質10ヶ月遅れです。

左の写真は冒頭の写真とソックリですが、2013年の2月に撮影したものです。 画像出力回路の一部を見直す事により、256×256の解像度を常に保つことができることを確認済です。

 

上の2枚の写真は、左が前作RETROF-16の2012年4月時点、右が現在製作中のRETROF-16改の基板です(2013年2月3日撮影)。部品の大まかなレイアウトは前作と同じですが、細かな修正が多々入っています。使用するTTLも前作より多いため、前作以上に片面基板の限界に挑む密集実装となっています。


結局、2013年の2月になって、2012年の4月の状態に戻ったわけです。実質10ヶ月遅れです。当初の計画では2012年の秋には、この自作コンピュータに自作OSと自作言語のコンパイラを入れ、インベーダゲームを楽しんでいる予定でしたが、このペースだと、丸々1年遅れとなりそうです。


(おまけ)本サイトに関する1月の情報

8bit版のTTLコンピュータや、それ以前の作品の紹介サイト、あるいは管理人の略歴や、愚妻の作った料理サイトなどが現在、本人も把握しきれないほどあちこちの無料サーバーや有料サーバー(あるいは某サーバー)に散らばっている状態です。とりあえずそれらを現在、1箇所に集める作業を行っています。 但し、TTLコンピュータの作成とコンパイラのコーディングを同時に行っているため、HTMLの再構築は殆ど進んでおりません。

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