このサイトはコンテンツが雑多になりすぎたため、構築中の新サイトにコンテンツを全て引越しする予定です。このため更新を一時的に停止しております。
新しいサイトは現在のURLを引き継ぐ予定です。
構築中の新サイトは下記URLです。

http://diode.matrix.jp/ (2015年4月13日現在)

RETROF-16K 「CPUから統合開発環境まで全て一人で作る」

2014年8月から回路設計を開始した、RETROFシリーズ最強のマシンRETROF-16Kはハードウェアが同年12月22日に完成しました。 2015年1月からはこのマシン専用の統合開発環境の作成を開始し、2015年3月には、このマシン専用のリアルタイムコンパイラを完成させています。

リアルタイムコンパイラ搭載の統合開発環境

「リアルタイムコンパイラ」とは、「ソースコードをタイプすると同時にオブジェクトコードが生成されるコンパイラです。WindowsPC上で動き、生成したオブジェクトコードをRETROF-16Kの基板上の主メモリに直接バイナリ転送(DMA転送)を有します。(C++/CLIにて作成)

回路図やソースコードは全て公開予定ですが、全設計資料の公開は2015年末になると思われます。


以下は公開予定資料の一部。

RETROF-16Kの概要
RETROF-16Kの回路設計(1)

アセンブラ命令一覧表はインクルードファイル形式です。(Cの知識が必要です)

アセンブラ命令一覧表(仮)

以下はC++/CLIの知識が必要です

RichTextBoxのオーバライドの話


本機(RETROF-16K)全景

主基板は200mm×150mm。補助基板(画像左)はコネクタ形状の変換と電圧監視用のLED。
主基板はサンハヤトの感光基板を用いて筆者自身が「露光」「エッチング」「穴あけ」をしました。


下記は裏面(左)と、フリーの基板CADである「KiCad」で作成した基板のパターン図(右)。


ブレッドボードで作るTTL式画面表示装置 RETROF-SXGA

2014年の夏にRETROF-16Hの画面表示回路の不具合を検証する為に作成したブレッドボード作品です。TTLのみでSXGAパネル用の画像信号を生成しています。この回路はそのまま、RETROF-16Kで採用することになりました。インベーダーゲームなどの作成に十分な性能を有しています。

 

RETROF-SXGAの詳細はこちらです。(全回路図公開中)

RETROF-16Hは製作を途中放棄しました

2013年の11月から作り始めた8号機(RETROF-16H)は致命的な設計ミスが多々あり、リカバリに尽力したものの基板のパターンカットやジャンパー線による修正では追いつかないことが判り、結局2014年5月に製作放棄をしました。その後、設計ミスの原因を探るための試験機(9号機、回路設計と基板設計のみ)を経て、2014年8月より10号機(RETROF-16K)の製作を開始しました。

RETROF-16Hの設計資料は、不具合を修正の上、RETROF-16Kのページに転用し、RETROF-16Kの製作記録として別途とりまとめ予定です(2014年12月記)

RETROF-16Hの製作記録(未完成)はこちらです。

 
【左】エッチングも自分で行ったRETROF-16のガラスエポキシ基板。【右】2014年4月1日現在の組み立て状況

ここから下は余談です

「ハード屋さんですか? ソフト屋さんですか?」

良く聞かれるのですが、両者に差異はあるのでしょうか?
個人的には「両者を異なる職業だ」と考える事自体があまり好きではありません。